Café Funiculi Funicula

舞台は、とある街のとある喫茶店。店内の【ある席】に座ると、望んだとおりの時間に戻ることが出来るという。

誰もが一度は経験のある「もしも、あの時に戻ることができたら……」という《後悔》の思い。様々な《後悔》を抱えた客たちが、今日も店を訪れる。


過去に戻る五つの掟

1. 過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。
2. 過去に戻っても、喫茶店を出る事はできない。
3. 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
 そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。
 コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
4. 過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのは、
 その先客が席を立った時だけ。
5. 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には
 会う事ができない。

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舞台:ぶたい
喫茶店:きっさてん
訪れる:おとずれる
訪ねる:たずねる
掟:おきて
飲み干す:のみほす
先客:せんきゃく
紡ぐ:つむぐ
ばれる:expose
不器用:ぶきよう
後悔:こうかい
突破:とっぱ
感涙作:かんるいさく
超豪華:ちょうごうか



コーヒーが冷めないうちに

お願いします、あの日に戻らせてください。
「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」
不思議なうわさのある喫茶店フニクニフニクラを訪れた
4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔と物語。

この嘘がばれないうちに

愛する人を想う気持ちが生み出した、
不器用でやさしい4つの「嘘」。
「過去にいられるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ」
不思議な喫茶店フニクニフニクラにやってきた、4人の男たち。
どうしても過去に戻りたい彼らの
口には出せない本当の願いとは……?


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